「35歳を過ぎてから、応募できる求人が減った」
「管理職経験を求められるが、自分にはほとんど経験がない」
「転職回数も多く、書類選考がなかなか通らない」
私も40歳の転職活動で、同じように悩みました。
応募した企業は42社。
結果は次のとおりです。
- 書類選考で不採用:28社
- 一次面接で不採用:8社
- 最終面接で不採用:3社
- 内定:1社
- 選考途中で辞退:2社
42社受けて、内定は1社でした。その1社が、今の会社です。
現在は、企業の採用人事として働いています。
この記事では、年齢、転職回数、マネジメント経験の少なさに悩んだ私が、転職活動の途中で 実際に見直したことを紹介します。

1.不採用の数より、どこで止まっているかを見る
私の場合、39社の不採用のうち28社が書類選考でした。
同じ不採用でも、止まっている段階によって見直す場所は変わります。
書類選考が通らないなら、主に確認するのは求人の選び方と職務経歴書です。
面接に進めているなら、転職理由や経験の伝え方、企業が求める人物像やスキル
とのずれを確認します。
私は不採用が10社を超えた頃から、
「このまま応募数だけを増やしても、状況は変わらないかもしれない」
と考えるようになりました。
2.企業が不安に感じそうな点を整理する
当時の私には、企業が不安に感じそうな点がいくつかありました。
- 40歳という年齢
- 5回の転職経験
- 最短の在籍期間が半年
- マネジメント経験がほとんどない
企業から不採用理由を詳しく教えてもらえることは、ほとんどありません。
そのため、これらが実際の不採用理由だったとは断定できません。
ただし、自分の経歴を企業側から見たときに、何を心配されそうかは整理できます。
転職回数が多いなら、それぞれの転職理由と経験のつながりを説明する。
半年で離れた経験があるなら、退職理由だけでなく、そこで何を学んだのかを伝える。
マネジメント経験が少ないなら、無理に管理職経験があるように見せる必要はありません。
その代わりに、次のような経験がないかを振り返りました。
- 後輩や新入社員を支援した
- 多数の方を巻き込みながら案件やプロジェクトを進めた
- 関係者の意見をまとめた
- 他部署や顧客と調整した
- 周囲へ仕事を依頼した
役職がなくても、周囲と協力しながら仕事を前へ進めた経験は伝えられます。
3.職務経歴書を「事実の一覧」から「意図の説明」に変える
以前の職務経歴書は、担当業務と実績を並べる内容になっていました。
しかし、それだけでは、自分が何を考えて行動したのかが伝わりません。
そこで、次の順番を意識するようにしました。
- どのような課題を感じたのか
- 何を意図して行動したのか
- その結果、何が変わったのか
例えば、
顧客へ定期訪問し、案件を獲得した
だけで終わらせるのではありません。
長期間取引のなかった顧客との関係をつくるため、すぐに案件化しない時期も訪問を継続。その中でキーマンを探し、改装計画の情報を得て、提案機会の獲得につなげた。結果として、年間◯件・◯◯万円の受注につながった
と書けば、実績だけでなく、行動の背景や工夫も伝わります。
大きな実績がなくても、仕事への向き合い方は書くことができます。
4.求人を探す場所を増やす
不採用が続いてから、私は求人を探す経路を増やしました。
利用したのは、次のような方法です。
- Indeed
- 各転職サイト
- 企業への直接応募
- スカウトサービス
- 複数の転職エージェント
転職サービスによって、掲載されている求人や得意な業界・職種は異なります。
一つのエージェントから求人を紹介されなくても、
別のサービスでは応募できる求人が見つかることがあります。
特に35歳以降でマネジメント経験が少ない場合、紹介される求人が限られることもあります。
一つのサービスだけで判断せず、複数の方法で探すことが必要だと感じました。
5.スカウトサービスを、登録したままにしない
スカウトサービスには、登録して待つだけではなく、定期的にログインしました。
履歴書や職務経歴書も更新し、現在も転職活動を続けていることが分かる状態を保ちました。
ログインや更新によって、必ずスカウトが増えるとは限りません。
それでも、ログイン履歴が更新されると、企業担当に表示されやすくなります。
職務経歴書を書き直したときは、求人サイトやスカウトサービスの登録情報も同時に更新しました。
【補足】不採用は、応募者だけの問題ではない
転職活動では、企業側の対応に戸惑うこともありました。
社長との最終面接だと聞いて訪問したものの、企業側に面接予定が共有されておらず、 急きょ現場社員との面接になり、不合格となったことがありました。
「最終選考に進むので準備してください」と言われた後、連絡が途絶えた会社もありました。
正直なところ、当時は「その対応はどうなのか」と思いました。
ただ、採用する側になった今なら分かります。選考中の対応には、その会社の社内連携の質と、 人への向き合い方がそのまま出ます。
つまりあの対応は、私の不採用理由ではなく、その会社を知るための情報でした。
落ちたのではなく、合わなかっただけ。そう受け止めていい会社も、実際にあります。
不採用が続いても、そのすべてを自分の能力不足と結びつける必要はありません。
そのうえで、自分で変えられる部分だけを見直していきます。
諦めずに続ける。ただし、応募数だけを増やさない
39社の不採用を経験して感じたのは、転職活動を続けることの大切さです。
ただし、応募数だけを増やせばよいという意味ではありません。
私自身、活動の途中で次の点を見直しました。
- 応募する求人
- 職務経歴書
- 経験の伝え方
- 求人を探す方法
- スカウトサービスの登録情報
35歳を過ぎ、マネジメント経験が少ないと、応募できる求人がないように感じることがあります。
まずは、気になる求人を数件開き、企業が本当に求めている経験を確認してみてください。
正式な管理職経験が必要なのか。
それとも、後輩支援や案件推進、関係者との調整経験まで含まれるのか。
求人票をもう一段具体的に読むことで、これまで見落としていた経験が見つかるかもしれません。
私も39社に落ちている間は、その先に現在の採用人事の仕事があるとは分かりませんでした。
諦めずに愚直に続ける。そして、自分で変えられる部分を一つずつ見直していけばいいと思います。


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