職務経歴書が通らない。39社落ちた私が、書き直すときにやった3つの工夫

応募・選考

40歳で5回目の転職活動をしたとき、42社に応募して39社が不採用でした。
うち28社は、面接にも進めない書類選考落ちです。

いまは採用担当として、届いた職務経歴書を読む側にいます。人の書類を5年半読んできて、自分の書類で28社落ちたことになります。

正直に書くと、私は職務経歴書をほぼ全部書き直しました。ただ、その中で効果があったことが3点あります。その3点を書きます。


事実だけでは、差がつきません

職務経歴書に、こう書いていませんか。

法人向けの新規開拓と、既存顧客の対応を担当。

事実としては正しい書き方です。ただ、同じ職種で応募してくる人は、だいたい同じことを書いてきます。並べて読むと、どれも似た書類に見えます。

差がついたのは、次の3か所でした。


1|PRしたい実績の前に、スタート時点の状況を書く

いちばん効いたのは、これです。

たとえば、こんな一文があったとします。

請求書の処理と入金確認を担当。

これだけでは、整った仕組みの中で回していたのか、そうでないのかが分かりません。

前に一行足します。

前任者の退職から2か月が空き、引き継ぎ資料がない状態でのスタートでした。処理の手順を一から書き起こしながら、月末の締めに間に合わせました。

記載している仕事は同じですが、取り組む前はどんな課題があったかを少し補足すると同じ記載業務でも見え方が変わります。

「引き継ぎがなかった」「担当が半年不在だった」「前年から売上が落ち続けていた」。始まりの状態を書くだけで、そこから先はあなたが工夫しながら実行した仕事だと伝わります。


2|どんな条件でやったかを書く

売場の運営を担当。

例えば同じ仕事でも、人が足りている店舗なのか、そうでないのかで見え方は変わります。

常時2名、繁忙期には1名が欠けることもある体制で運営していました。

どんな制約があったのかを書くと、成果の伝わり方が変わります。人数、予算、期間、引き継ぎの有無。不利だった条件ほど、書く価値があります。


3|施策には、目的と組織に与えた良い効果を添える

やったことを並べるだけでは、指示されて動いた人に見えます。

業務マニュアルを作成。

ここに、目的と組織に与えたハッピーな結果を足します。

新人が入るたびに教える人が変わり、説明の内容にばらつきが出ていたため、誰が教えても同じ手順になるようマニュアルを作成し、今では新卒への教育時間が2時間短縮出来ました。

自分で何を考えて動き、組織にどんなハッピーな効果があったかが伝わります。


何が変わったか

書類選考の通過率は上がったように感じました。ただ、同じ時期に求人を探す場所も増やしたので、これだけの効果とは言い切れません。

はっきり変わったのは、面接の最初の質問です。「これまでのご経歴を教えてください」から、「この部分を、もう少し詳しく聞かせてください」に変わりました。

読む側になったいま、理由が分かります。始まりの状態と、条件と、目的が書いてあると、聞きたいことが自然に出てくるからです。


経歴は変えられませんが

年齢も、転職回数も、在籍期間の短さも消せません。 伝え方だけは、今日から変えられます。

全部書き直す必要はありません。まずは1か所、スタート地点の一行からで十分です。


次回|職務経歴書を直しても、求人を探す場所が偏っていると、届く相手は変わりません。次は、Indeed・転職サイト・企業への直接応募・スカウトサービス・転職エージェントの使い分けについて書きます。

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