転職活動を続けていると、こんな時期があります。
「気になる求人には一通り応募した」 「検索しても、同じ求人ばかり出てくる」
そんなときは、今までと同じ職種だけで探し続けるのではなく、
一度「未経験可」の求人まで広げてみるのも一つの方法です。
ただし、まったく別の仕事に飛び込むという意味ではありません。
ここでやるのは、これまでの経験を、別の場所で使えないか探すこと。この記事では、これを経験の「横展開」と呼びます。
未経験求人でも、これまでの経験は使える
未経験求人といっても、これまでの経験がゼロになるわけではありません。
コツは、職種名ではなく、動詞で考えることです。
たとえば、BtoCで車を販売してきた人の仕事を動詞で書き出すと、こうなります。
- お客様の希望を聞く
- 商品の魅力を伝える
- 高額な商品を比較検討してもらう
- 購入までフォローする
商品は違っても、この流れは保険や住宅などの個人向け営業と共通しています。「車の営業」という職種名で探すと候補は限られますが、動詞で見れば、応募できる求人は増えます。
事務職なら、少し違う横展開もあります。
事務を経験してきた人は、事務の仕事がどこで滞るのか、どんなサービスなら使いやすいのかを、利用者として理解しています。その理解は、人事や総務向けのサービスを提供する会社のカスタマーサクセスやサポートで、そのまま生きる知識です。
つまり、「業界や商品が違う=経験が使えない」とは限りません。
まったく違う仕事まで応募する必要はない
もちろん、未経験求人なら何でも応募すればいいわけではありません。
求人を見るときは、
「自分が今までやってきた仕事と、どこが似ているだろう」
と考えてみてください。
営業力、調整力、顧客対応、業界知識、業務理解。一部分でもつながるものがあれば、意外な求人が候補になります。
反対に、動詞で書き出しても何もつながらない求人は、応募しても選考で苦戦しやすく、入社後のミスマッチも起きやすくなります。広げるのは、あくまで経験がつながる範囲までです。
未経験枠の現実も知っておく
一つだけ、現実的な話をしておきます。
未経験枠の採用は、経験者採用より年収が下がることがあります。
これまでの経験が一部生かせるとしても、企業側から見れば育成が必要な採用だからです。
未経験求人に応募するときは、仕事内容だけでなく、給与水準と入社後の昇給の仕組みまで確認したうえで判断してください。
まとめ:探し方を変えれば、求人はまだある
応募したい求人がなくなってきたと感じたら、同じ条件で探し続けるのではなく、「未経験可」まで少し範囲を広げてみる。
ポイントは、まったく別の仕事を探すことではなく、
これまでの経験を動詞で分解して、別の場所で使えないか探すことです。
思ってもいなかった仕事が、次のキャリアにつながるかもしれません。




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